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助成団体紹介:水俣Hub Power②
2020.07.29
被災現場にお邪魔すると、言葉を失う状況を目の当たりにすることがあります。
「これ、住み続けるのは難しいのではないかな…」というお家を見ることもあります。
建て壊しを決めた家は、泥出しをする必要がありません。必要なものを出して、あとは重機で作業すると速いです。
でも、解体を決断するのは簡単ではありません。
ついこの間まで暮らしてた我が家、時間をかけてつくってきた思い出があります。
「泥にまみれてた家屋は結果として取り壊すことになるかもしれない。でも、しっかり災害ゴミを運び出し、綺麗にした上で、一度しっかり判断できるかどうかで被災者の2、3年後の心の様子が変わります。
ただ喪失感に襲われるのか、寂しくとも前を向けているのか。
なので災害ゴミの運び出しや、泥出しのボランティアが必要なんです」
この言葉は、KMバイオロジクスさんが八代市坂本町で作業に入られる前に諸橋さんが話された言葉です。
一時的に支援して終わり、という動きでは見えない現実です。東日本大震災から災害支援をはじめ、被災された方を見続けてきたからこそ発された言葉ではないかと察しました。
何を支援するのか、彼を見ているとはっきりしています。
「人」です。その時だけでなく、その人の人生が救われることが目的になっていることが見えてきます。
復興に時間がかかれば、支援する側の生活を圧迫する現実もあります。彼のような支援者を支えられるような仕組みが必要です。
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まだまだ支援が必要です。
特に今回の災害では、復興まで長い時間がかかる事が予想されます。引き続き、ご支援及び拡散のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
○クレジット寄付の場合(専用URL)
https://congrant.com/project/kumamoto/1930
○銀行振込の場合(専用口座)
肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴
【助成内容(予定)】
(1)熊本県内で発生した大雨による災害支援活動を団体に対する活動経費
(2)今回の災害で被災した団体で活動復旧に対する諸経費
※被災地の状況を踏まえ、適宜助成内容を検討していきます。
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