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助成団体紹介:熊本県ひとり親社会福祉協議会②
2022.04.19
※当助成団体紹介は、緊急支援事業における「新型コロナウイルス禍対策くまもと命を守る基金 社会的弱者自立支援事業」2021年度実施事業となります。
八代で行われた、ひとり親の方への配布会にお邪魔しました。食材を中心に、配布されます。その中で、当団体からの助成で生理用ナプキンもお配りしました。
ナプキンが配布されている様子を見た方からは「ナプキンありがたい!」という声が聞こえてきました。
配布会にいらした方にお聞きしたお話をご紹介します。「娘は肌が弱いから、肌に優しいタイプを買わないといけません。一パック500円を超えます。それがきついんですよね。娘には言えませんけど。」
「ショーツは高いから、とにかくショーツは汚さないでほしいと娘に伝えています。だけど、若い子ほど出血量も多いし、漏れやすいです。せめてナプキンは困らないようにと思っています。」
「3人の子どもがいます。下の2人は発達障害や自閉症を抱えています。元夫は病気で頼れません。服はほとんどもらいもの。生理用品だけでも本当に助かります。1パックで2か月分にはなるので少しホッとできました。」
お話ししながら、ひとり親の方々の経済状況についても話が至りました。
「娘が成長し、服を一緒に着れるようになって服代がかからなくなりました。わたしは娘のものを着ています。自分の洋服はもう何年も買っていません。」
「子どもは高校までは進学させたいですが、それ以降は無理です。勉強したいと言われたらどうしましょう。奨学金をもらっても、返せる保証がないから借りないと子どもは言っています。
「コロナで収入が減り、月に6万円ほどしか収入がありませんでした。転職して収入が安定したのでホッとしています。貯蓄まではできていませんが、早く国からの助成を貰わないでいいようになりたいです。」
もちろん、ひとり親だけでなく、苦しい生活を強いられている方は多くいらっしゃいます。いろんな方を思い、協議会の方はこう話されました。
「ここに来られない、困っている方にも届けたいです。深刻な貧困状況にあったり、父子家庭の娘さんで困っている人もいるかもしれません。だけど一軒一軒回ることもできませんから…。すべてに行き届かないのがもどかしいですが、せめてここに来られた方にはしっかりお渡ししたいです」
この配布会は、熊本県ひとり親社会福祉協議会の会員さんにご案内されます。ひとり親の方でご入会されていない方はぜひアクセスしてみられてください。