木陰から差し込む木漏れ日

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助成団体紹介:一般社団法人ロハス南阿蘇たすけあい①

2021.03.29

経験豊富な大きな団体さんなので、ご存知の方も多いことと思います。
ロハス南阿蘇たすけあい さんは、熊本地震の支援を続けておられる中で、他地域での災害支援や、豪雨災害の支援にも力を入れています。支援の方法も様々で、物資支援や、マンパワーや重機を使った泥出し・家財出しや解体など多岐に渡っています。
 
今回、当財団からの支援は、不要となった材木を薪として活用するというものです。
災害ででた材木(解体等で出た廃材となるもの)を薪にする活動は、東日本大震災後も行われていました。
 
 
「おやっさん」の名前で親しまれる、代表の井出順二さんにお話をお聞きしました。
支援活動をする中で、廃材を「捨ててくれ」と言われることも多く、また量も多いことから、ただゴミとして扱うのではなく再利用をし、循環の中に戻すという取り組みをすることとなりました。
とくに球磨村や錦町などは、ガソリンと薪を使った、ハイブリットな灯油釜が一般家庭で使われていたり、薪ストーブのある家庭も多く、薪はとても喜ばれていると言います。
 
材木は何年も何十年も家で使われていたもので、十分に乾燥しており、薪にぴったりだそう。南阿蘇の拠点まで運び、そこで程よい大きさに切ります。
写真に写っているよりも、もっとたくさんの材木がありました。少し湿気を吸った方が燃えるスピードがちょうど良くなるそうです。ビニールシートをかけて、準備ができる時を待っています。

 
発災後しばらくは、災害ででたゴミや、使えなくなってしまったもの、手放さざるをえなくなったもので町は溢れかえっていました。
電化製品の部品なども、活用できるものはあるでしょうが、ボランティアで解体し選別するのは容易ではないでしょう。
その中で材木は、比較的取り掛かりやすい素材かもしれません。
 
それでも、非常時、使えるものは活用する、循環させるということは、綺麗事ではない難しさもあることでしょう。
道の脇に積まれた物の山を見て、どうにかできないかと問題意識を持つ人は少なくなかったと思います。「誰かがやってくれたらいいのに」と。その「誰か」がこの団体です。

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各団体の活動が実り、被災地の復旧・復興の日が1日でも早く訪れることを願います。
当財団はこれからも現地ニーズを踏まえた最適な資金供給ができるよう中間支援組織としての役割を担っていきます。
引き続きご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
【寄付口座(クレジット寄付専用URL)】
https://congrant.com/project/kumamoto/1930
【寄付口座(専用口座)】
肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴

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