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助成団体紹介:凸凹ライフデザイン①
2020.08.18
凸凹ライフデザインは、発達障害をお持ちの当事者を中心としたメンバーが運営するNPO法人です。
災害時、発達障害や感覚過敏・聴覚過敏、介護者が身内にいたりと、何らかの課題を持っているために避難所に来ることのできない人々がいます。今回、そのような方がどこにいらっしゃるかというと、車が流されていない人は車中泊だったり、被害のなかったご自宅の2階で暮らしていることが多いです。(発達障害に関係なく、ご自宅の2階にお住いの方が多いのですが)
凸凹ライフデザインさんは、もともとは、発達障害の方に対する支援をしようと予定していましたが、なかなか表面化しづらい実態がありました。
以前からつながりのある方には直接アプローチできますが、初対面の方には「発達障害をお持ちですか、困っていませんか」とは聞きづらいし答えづらい、ということから 社会福祉全体を視野に活動をするようになりました。
社会福祉のプロフェッショナルが凸凹ライフデザインのサポーターとして活動を共にしていますし、他団体との連携もとっています。
戸別訪問してヒヤリングしながら、個々のニーズ・困りごとをお伺いしていきます。行政に繋いだり、信頼のおける民間の団体に繋いだり、どんな方法で解決できるかをの道筋を示します。
「困りごとがないか」と尋ねても、「ありすぎて分からん」という答えも多く、それが正直なところだと思います。
でも2度3度と訪問して顔を合わせるうちに、ぽつぽつと話をされるそうです。
犬が心配、農地にどうにか手を入れたい、聴覚過敏でしんどい、など・・・。
そんな時は、犬猫を無償で一時的に預かるサービスを紹介したり、農地を整えるボランティアさんを募ったり、一旦休憩するためのシェルターを手配したりなど、他団体とも連携をして課題解決に繋げます。
効率=量的調査ではありませんが、見過ごされそうなニーズをひろいあげる「質」に目を向けています。
この方法で、熊本地震の時にヒヤリングした方がDVを受けていることが分かり、然るべき対応をされたと言います。
精神保健福祉士・保育士の資格を持つサポーターの方は、「制度のはざまにいる人々の存在を知っているから、放っておけないんです」と言っていました。
個々のニーズ・支援に、行政は追いつくことはできません。制度は、現実の後に作られる、という言葉が印象的でした。
災害が起きると、負担が直撃するのがマイノリティの方々です。そのみなさんに、制度が作られるまでの間の伴走支援をしています。
凸凹ライフデザイン: https://unevennpo.wixsite.com/decoboco
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長期的な支援が必要です。
特に今回の災害では、復興まで長い時間がかかる事が予想されます。引き続き、ご支援及びシェアのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
○クレジット寄付の場合(専用URL)
https://congrant.com/project/kumamoto/1930
○銀行振込の場合(専用口座)
肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴
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【第二次公募を開始しました】
公募要項、申請書共に下記URLにアップしておりますのでご確認ください。
※二次公募は電子申請を廃止しました。
https://kumamoto-foundation.org/2020fund-ver01/
当財団は第二次公募分の助成活動を通し、「中長期的視点で復旧復興に向き合うことができる、自立した地域力向上に向けた支援活動、体制構築」を目指します。
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