木陰から差し込む木漏れ日

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助成団体紹介:子どもから地域に拡がれネットワーク②

2020.08.12

このネットワークの副会長を務める野村順子さん、まっすぐ取り組んでおられます。
被災した方に物資を届けたりお弁当を届けたりするタイミングで、話を聴くこともあるそうです。

話すことで現実を受け入れられる場合もあります。身近な人には話せない心のうちもあります。
「みんな大変なんだから」と言えずに堪えている人もいます。
 
話す内容の一つ一つも重要ですが、「話を聴く」ということそのものがその人を包み、背中を押すことも多いにあります。野村さんのあたたかい雰囲気がそうさせるのか、わーーーっと話して涙を流す人もいらっしゃるそう。
 
その人の心を受け止め、話を聴くことを傾聴と言います。福祉の世界では誰もが知る言葉ですが、傾聴はメンタルケアに欠かせません。災害時でも平時でもつかえるものです。
また、子ども食堂がお子さんの居場所となるうえでも重要なことから、傾聴・受容・多様性などを学ぶため、メンバーさんに聴講してもらえるようにオンライン講習会の準備をしているそうです。

みなさんがお弁当を届けていた人吉市上新町の住民の方は、避難所で朝と夜は食べますが、昼は自宅に戻って片付けの合間に食べる方が多いようです。
その食事をフォローするために町内会長さんらが炊き出しをされていたのですが、被災者が支援側にまわる限界もあります。
子どもから地域に拡がれネットワークさんがピンチヒッターとして引き継いだことで、「とても助かった、町の人たちが困ってるのを放ってはおけんかったから」とそれはそれは感謝されていました。

このネットワークは、もとは子ども食堂をしている仲間の集まりですので、被災した地域で子ども食堂が再開し、子ども達の居場所が復活することを目標にしています。お母さん目線で『縁の下の力持ち』です。
 


 
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長期的な支援が必要です。
特に今回の災害では、復興まで長い時間がかかる事が予想されます。引き続き、ご支援及びシェアのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

○クレジット寄付の場合(専用URL)
 https://congrant.com/project/kumamoto/1930

○銀行振込の場合(専用口座)
 肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
 一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴
 
 
ご寄付をいただきました皆さま
マツダサキコ、タニイヒサコ
*順不同 *敬称略

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【第二次公募を開始しました】

公募要項、申請書共に下記URLにアップしておりますのでご確認ください。
※二次公募は電子申請を廃止しました。
https://kumamoto-foundation.org/2020fund-ver01/

当財団は第二次公募分の助成活動を通し、「中長期的視点で復旧復興に向き合うことができる、自立した地域力向上に向けた支援活動、体制構築」を目指します。

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