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助成団体紹介:NPO法人ブルートレイン・カンパニー①
2020.10.09
発達障がい児者・精神障がい児者・DV被害者・犯罪被害者の、一時避難シェルターを運営しているブルートレイン・カンパニーさん。
8月、凸凹ライフデザインさんが、人吉市内のお宅をヒヤリングして回る活動を取材させていただいた時、一緒に活動しておられました。
熊本地震の経験を踏まえ、コロナウイルスの感染拡大により生きづらさを感じたり一時的に一息つける安息スペースを作りたいと、ちょうど7月からシェルターの運営をスタートした矢先の豪雨災害でした。
シェルター開所から、これまで20名ほどが利用しに来られました。
例えば、感覚過敏だったり、様々なトラウマを抱えフラッシュバックしたり、一時的に家族のもとで暮らすことができてもハンディを持っていることが原因で生活に支障が出るなど、人によって様々な理由を抱えている人を受け入れる場所です。
同じように発達障がいを抱えるスタッフが、その人の望むやり方で寄り添います。(2枚目の写真は、小さな閉鎖的な箱。雑音に悩む方などがリラックスできるようにと小さな部屋になっています)
一軒一軒お宅訪問をしている際も、話し方や目線、家の片付き具合などから
「発達障がいをお持ちではないか」
と思われる方もいるのだとか。潜在的にこれまではどうにか生活してきたけれど災害が起こると特性が表面化してくる人もいます。
今は、「この泥をどうしよう、家を片付けなければ」と、目の前の課題があります。ブルートレイン・カンパニー代表の方は、それが解消され、イレギュラーな状況での生活が長期化していく中で、限界を感じる人が増えることを危惧していました。
一時的に避難できる場所があり、特性に応じてその人が過ごしやすいように工夫しながら受け入れをしている場所があることで、救われる命があります。そのくらい「生きづらさ」に追い詰められる人もいる現実を、取材して初めて理解したような気がします。
もしも身近に「この人にはそのような場が必要ではないか…」と思われる方がいたら、ご紹介ください。
場合によってはDV被害者など、人に知れると危険が及ぶ可能性のある方の受け入れもしているため場所はクローズドですが、必要とされる方・ご相談はメールでお受けしています。
bulucan2019@gmail.com
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各団体の活動が実り、被災地の復旧・復興の日が1日でも早く訪れることを願います。
当財団はこれからも現地ニーズを踏まえた最適な資金供給ができるよう中間支援組織としての役割を担っていきます。
引き続きご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
【寄付口座(クレジット寄付専用URL)】
https://congrant.com/project/kumamoto/1930
【寄付口座(専用口座)】
肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴