木陰から差し込む木漏れ日

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助成団体紹介:熊本大学学生災害復旧支援団体「熊助組」①

2020.10.05

熊本大学工学部の学生さんを中心に集う、熊本大学学生災害復旧支援団体「熊助組」。
水害発災後は、週末を使って人吉で作業系のボランティア活動をしています。毎週会議をしているということで、会議の場にお邪魔してきました。
 
熊助組が設立されたのは2007年。
水害や地震で被災した地域で作業系のボランティアや、現地ニーズに合わせた支援活動を行ってきました。
大事にしているのは、工学部ならではの視点である「防災」です。ハザードマップを作ったり、防災の啓発をするなど、彼らの専門分野を生かしています。
土木を学ぶ彼らは、現地の復旧に携わりながら、災害を通し実地体験を積んでいることにもなります。災害が起きにくい開発、防災に長けた町づくりにつながっていくと期待します。
 
そして大事にしているのが、長く関わること。
その地域が復旧していく様子を見届ける気持ちで取り組みます。代表の大坂さんは、熊本地震後、最近までずっと仮設住宅に通い続けていたそうです。
 
しかし現在、小さなピンチ。
このコロナ渦で、思うように活動ができていないと、ジレンマを抱えています。
学校は学生をも守るため活動を制限せざるを得ず、煩雑な事務手続きを経て、ようやく一つの活動ができる、という状況です。
その手続きに追われ、これまでのように柔軟に、スムーズに、迅速に活動することができません。現地に行くのも難しい状況です。また、メンバーの中にも現地に行くことにご両親が反対しているという学生さんもいました。彼は現地に行けない分、後ろで支えています。
仕方のないことだと理解はしているものの、活動したい、人を育てたいのに大学の許可なしに現地に行くこともままならず、もどかしさが募りますが、
気持ちと、彼らを取り巻く環境とのギャップに苦しみながらも、次は他大学の組織との連携や、ある地域にコミットした活動にシフトしていくことを見据えています。これまでは作業系のボランティア、次からは彼らのもともとしていた活動や学びが生かされる活動に移っていくようです。
がんばれー!!と応援したくなります。


 
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各団体の活動が実り、被災地の復旧・復興の日が1日でも早く訪れることを願います。
当財団はこれからも現地ニーズを踏まえた最適な資金供給ができるよう中間支援組織としての役割を担っていきます。
引き続きご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
【寄付口座(クレジット寄付専用URL)】
https://congrant.com/project/kumamoto/1930
【寄付口座(専用口座)】
肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴

◆ご支援いただきました皆様(敬称略)◆
株式会社鶴屋百貨店、株式会社LIFULL

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