木陰から差し込む木漏れ日

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助成団体紹介:熊本学園大学社福災害学生ボランティアグループ④

2020.09.16

大学2年生の山北翔大さん。
人吉出身の彼は、災害発生から今日まで、休んだ日の方が少ないというほど活動をしてきました。
 
社福災害学生ボランティアグループに所属していますが、その活動がないときには1人で動きます。
 
そのモチベーションの源は「これまで育んでくれた人吉に恩返しをしたい」という思い。今こそ、恩返しできるタイミングだと。
 
家財出し・泥出し・壁や天井壊し彼は何でもできます。
そこに社会福祉の視点をしっかり持っています。
 
 
彼がずっと支援活動をしていて気づいたことは
ハンディのあるような社会的弱者への理解のなさ。
 
障がい者への理解があれば、地域での声かけがあるはずです。孤立して途方にくれている人を、彼は人吉で何人もみています。
それは、災害時だから、というわけではありません。
日頃からあたたかい交流があれば、災害時も地域の輪から外れることはないはずです。例えば昨日ご紹介したHさんのように、一等地に位置しながらニーズを追えていないという課題は、誰かが気づいてあげるなど、地域の力でカバーできたことかもしれません。
 
もともとその地にあったあった潜在的な課題が、こういった有事の時に表面化しきます。
 
だからこそ、彼らはハンディを持った方を中心に支援活動をしています。

将来は社会福祉士かスクールソーシャルワーカーになりたいという山北くん。
人吉に帰るつもりはなかったけど、災害を機に地元人吉で就職する目標ができたそうです。
復興を見届けたい、力になりたいという言葉が力強かったです。
 
彼はずっとショベルで泥出しをしていましたが、1つのショベルを超えて、100のショベルを動かせるような人材になりたいと言っています。
すでに人吉に必要な人材のように思えてなりません。
 


 
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各団体の活動が実り、被災地の復旧・復興の日が1日でも早く訪れることを願います。
当財団はこれからも現地ニーズを踏まえた最適な資金供給ができるよう中間支援組織としての役割を担っていきます。
引き続きご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
【寄付口座(クレジット寄付専用URL)】
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【寄付口座(専用口座)】
肥後銀行 江津団地支店 普通 475273
一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事 成尾雅貴

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